「多文化共生はじめの一歩」に参加しました
2024年7月21日に東京都多摩市関戸公民会で開催された「多文化共生はじめの一歩」という講演会に参加しました。「外国人住民も日本人住民も住みやすいまちを作ろう」をテーマに、多摩市役所くらしと文化部文化・生涯学習推進課が主催し、当法人が賛助会員となっている多摩市国際交流センター等が協力して開催されました。明治大学国際日本学部の山脇啓造教授が基調講演を行い、続いて阿部裕行多摩市長や多摩市で働きながら日本語を学ぶ外国人の方、外国人支援に携わっている方々等を交えてパネルディスカッションが展開されました。ボランティア活動の課題の共有や示唆に富む意見交換が行われました。
最も印象的だった点は、「市立の義務教育」の中で充実が図られている子供たちへの日本語教育や様々な生活支援が、「都立の高校」への進学と共に途切れてしまっている問題でした。また、大学においては、日本人学生と留学生間のコミュニケーションや交友・交流が減退しているということです。
ご参考までに、現在多摩市には、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、ネパール等の国籍を持つ永住者や留学生等約3千人(市の人口の約2.3%)が住民登録されています。以上